ミミズクとオリーブ
家の庭で妻の伯母から送られてきたデビラをたたいていると、ニューヨーク帰りの悪友・河田警部が土産のバーボンを片手に現れた。
帰国早々に、不思議な事件に遭遇した河田警部は、料理の腕もさることながら、見事な推理の冴えをみせるぼくの妻の知恵を借りようとやってきたのだった。
血や残酷な話が苦手な妻をなだめつつ、彼女のヒントをもとに彼と二人で事件を再調査すると……。
河田警部のニューヨーク時代や、ぼくの少年時代の思い出もたっぷりの六篇を収録。
讃岐名物と郷土料理の数々にいろどられた、《ミミズクとオリーブ》シリーズ第三弾。
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