完璧な夏の日(上下合本版)
1932年、突如として世界各地に現われた異能力者たち。
ユーバーメンシュ――超人ともヒーローとも呼ばれる彼らは、第二次世界大戦を前に各国の情報機関や軍に徴集され、それぞれの能力を駆使して死闘を繰りひろげた。
そして現在。
戦時中にイギリスの情報機関に所属していたユーバーメンシュのひとりフォッグは、かつての上司と同僚に呼び出され、過去の回想をはじめる。
レニングラード、ノルマンディ、ベルリン、そしてアウシュヴィッツ……やがてかれらは〈完璧な夏の日〉と呼ばれた少女にまつわる、歴史の陰に隠された事件の真相に迫ってゆく。
新鋭の世界幻想文学大賞作家が放つ、最先端の‘戦争×SF’。
ガーディアン紙2013年ベストSF選出作。
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