眼鏡屋は消えた
部室で目覚めると、8年間の記憶が失われ高校時代に逆戻り。
あたしを先生と呼ぶ生徒のおかげで、母校で教師をしているらしいことは分かった。
しかも親友の実綺は高2の文化祭直前に亡くなっているなんて――。
二人で演劇部として『眼鏡屋は消えた』を上演させるべく盛り上がっていたのに何が原因で? 今年の文化祭で念願の『眼鏡屋は消えた』を実演させるため、あたしは事件の真相を探ることを頼んだ。
もっとも苦手とする、イケメンの同級生・戸川涼介に。
青春時代の甘く切ない事件を、ハイテンションの筆致で綴る、第21回鮎川哲也賞受賞作。
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