「本の探偵――何でも見つけます」という奇妙な広告を掲げた東京神田の古書店「書肆・蔵書一代」主人須藤康平。<br />彼の許に持ち込まれる珍書、奇書探求の依頼は、やがて不可思議な事件へと進展していく……。<br />著者ならではのユニークな着想で描かれた本書は、これまでに書かれた古本屋探偵・須藤康平もの――「殺意の収集」「書鬼」「無用の人」「夜の蔵書家」を全編収録した。<br />すべての推理小説ファン、愛書家、そしてラヴクラフト・ファンに贈る連作推理小説の痛快作!