十三番目の王子
古の神の眷属と信じられている『神王』一族が治めるシオン神王国。
その最北に位置するラダッカでは、原因不明の死病が流行していた。
極北での任務から帰還した〈蛇の目〉団の若き長ソローは、神王家から派遣された地形官の護衛と監視を命じられる。
百二十年ごとに繰り返される吹雪と死病の原因は、神王国の根幹に関わる秘密にある、と地形官は語る。
ラダッカを襲う異変はソローのみならず、彼の幼なじみ――騎士を目指す少女エネミアと、神王国を守護する〈剣の天使〉の後継者という宿命を負うゼンの未来をも変えようとしていた。
圧倒的筆力で描く、ヒロイック・ファンタジーの傑作。
解説=三村美衣
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