毒入りチョコレート事件
ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面々は、手掛りがわずかしかなく、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。
被害者は、新製品という触れ込みのチョコレートを試食したベンディックス夫妻。
チョコレートには毒物が仕込まれており、夫人は死亡、ベンディックスは一命を取り留めた。
しかし、そのチョコレートは知人のペンファーザー卿へ送られたもので、ベンディックスはそれを譲り受けただけだったのだ。
会員たちは独自に調査を重ね、自慢の頭脳を駆使した推理を、一晩ずつ披露する――。
誰がこの推理合戦に勝利するのか。
本格ミステリ史上に燦然と輝く、傑作長編。
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