林檎の木の道
高二の暑い夏休みのある日、以前つき合っていた宮沢由実果が、千葉の御宿の海に身を投げたとの知らせを受けた広田悦至。
事件当日に悦至は、渋谷にいた彼女からの呼び出しを断っていた。
渋谷にいたはずの彼女が、なぜ御宿の海に?だれもが自殺と納得している由実果の事件を、幼なじみとともに調べ始める悦至。
由実果の遺留品の中に、封を切っていない下着があったことを知り、彼らは事件が殺人だったと確信する。
次第に明らかになる事件の全貌と由実果の姿に、困惑する二人……。
切なくも爽やかな夏の日々の描写が秀逸な、青春ミステリの傑作。
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