大英帝国蒸気奇譚
因縁の東アフリカに到着した1863年のバートンは、旧友にして宿敵であるスピークとツェッペリン伯爵が率いるプロイセン隊を追い、聖地〈月の山脈〉を目指す。
一方、世界が戦火に包まれた20世紀では、フリードリッヒ・ニーチェのドイツ軍とアレイスター・クロウリーの英国軍の最終決戦が始まろうとしていた。
2つの時間線が交わるとき、最悪の時空パラドックスを招いた事件の真相がついに明らかに。
悲惨な運命を断ち、この世界に正常な時間の流れを取り戻すためバートンがくだす決断とは? ディック賞受賞の時間SFシリーズ、驚愕の完結編!/解説=渡邊利道
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