埋葬された夏
1984年6月。
16歳の少女コリーンは殺人容疑で逮捕される。
イギリスの海辺の町アーネマスの異分子だった彼女は、有罪となり治療施設に収容された。
そして20年後、進歩した科学技術が当時の証拠品から未知の人物のDNAを検出し、勅撰弁護人が再審を求めて動きだす。
調査を依頼された私立探偵が町を訪れ、かつての関係者たちと会うことで甦る日々。
悲劇に至るまでの1年ほどのあいだに何があったのか――現在と過去が交錯する構成が読者に投げかける、被害者捜しの趣向と衝撃の真相――そして鮮烈な幕切れ。
感嘆をもたらす傑作英国ミステリ。
/解説=霜月蒼
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