エルフ皇帝の後継者
なんとか無事に戴冠したマヤに、荒波が次々に押し寄せる。
父帝をなきものにした飛行船事故の真相究明、異母姉の婚約騒動、暴れ川イスタンダールサの架橋問題、おまけに宰相や重鎮たちからは早くお后を決めろとせっつかれ、さらには祖父であるゴブリン国の大アヴァールが公式訪問にやってくるという。
素直でお人よしのマヤを絶好の獲物と見て、陰謀をたくらむ名門貴族たちもあとを絶たない。
マヤの味方といえば、博覧強記で有能な秘書官や四人の心身守護者、それにわずかな従僕のみ。
山積みの難問を解決し、エルフ帝国を繁栄へと導かんとする、若き皇帝の奮闘は果たして実を結ぶのか。
/解説=石堂藍
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