ミステリなふたり ア・ラ・カルト
愛知県警捜査一課に君臨する京堂景子警部補は、絶対零度の視線と容赦ない舌鋒の鋭さで‘氷の女王’と恐れられている。
そんな彼女が気を許せるのは、わが家で帰りを待つ夫の新太郎ただひとり。
日々難事件を追ってくたくたになって帰ってくる彼女を、主夫として家事もこなす彼が料理とお酒でもてなしてくれる。
そうして夕食を終えて一日の疲れもすっかり癒された頃、景子が事件の悩みを話すと、新太郎が鮮やかに解き明かしていき――。
旦那さまお手製の美味しい料理と名推理が、今夜も京堂家の食卓を彩る。
デザートまで取り揃えた安楽椅子探偵譚9編。
/解説=大矢博子
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