〈セイエル警部〉シリーズ
ノルウェーの森の奥で、独り暮らしの老女が殺害された。
被害者は玄関先の階段で血まみれになり、左目に鍬が突き刺さっていた。
第一発見者の少年が、忌まわしい存在として知られる、精神病院に入院中の青年エリケを現場で目撃していた。
捜査陣を率いるセイエル警部は、エリケを容疑者だと決めつける者たちの偏見の言葉に左右されず、冷静に証言や手がかりを集めていく。
しかし信じがたい事実が判明する。
エリケは近くの街の銀行強盗事件に巻きこまれ、銃を持って逃走する犯人の人質となっていた……。
ガラスの鍵賞受賞作家が贈る衝撃のミステリ!/解説=ヘレンハルメ美穂
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