詩人と狂人たち
ある時は、心理学者の下宿する家で発見された開かれた窓と金魚鉢から恐るべき事態を推察し、高名な化石研究者の‘消失’の背景に隠された異様な真相を看破する。
またある時は不吉なシンボルで飾り立てられた家の宴の13人目の客となってしまい……平穏な風景のなかに覗く微かな異和感から奇妙な謎を見出し、逆説と諧謔に満ちた探偵術で解き明かす、画家にして詩人であるガブリエル・ゲイルの活躍を描く8編の探偵譚を収録する。
チェスタトンの真骨頂ともいうべき幻想ミステリの傑作を、新訳決定版にて贈る。
/解説=鳥飼否宇
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