処刑の丘
深夜、かつて虐殺の舞台になったことで〈黒が丘(ムスタマキ)〉と呼ばれた場所で、男たちが‘処刑’と称し一人の青年を銃殺した。
死体発見の報を受けた警察は、禁止されている酒の取引に絡む殺人として処理したが、ケッキ巡査だけは納得していなかった。
事件の陰に見え隠れする内戦の傷。
敗北した側の人々が鬱屈を抱える町で、公正な捜査をおこなおうと苦悩するケッキ。
はたして正義は果たされるのか? 推理の糸口賞受賞。
フィンランドの語られざる闇を描く注目のミステリ。
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