迷宮の天使
脳のほとんどは潜在意識であり、絶え間なくデータを処理する無数のモジュールの集合体である。
‘自分’という意識は判断を下す主体ではなく、完全にメカニカルなニューロンの活動が生み出した結果――つまり、たんなる幻想でしかない。
ヌミナスが危険なのは、大脳を再編して摂取者にとっては現実そのものとしか思えない‘神’を幻視させるだけでなく、その正しさを確信させてしまうからだ。
しかし、意識が幻想でしかないのなら、‘神’が幻覚であると言うことになんの意味があるだろう? ヌミナスを追うライダはやがて、驚愕の真実に到達する。
/解説=橋本輝幸
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