夏の沈黙
テレビのドキュメンタリー制作者のキャサリン。
彼女は順風満帆の生活を送っていた。
手がけた番組が賞を獲得、夫は優しく、出来がいいとはいえなかった息子も就職して独立。
しかし、彼女のそんな人生は一瞬で暗転した──引っ越し先で手にした見覚えのない本を開いた瞬間に。
『行きずりの人』というタイトルのその本の主人公は自分自身だ。
しかもそれは、20年間隠しつづけてきたあの夏の秘密を暴こうとしている! デビュー作ながら刊行前に25ヶ国で出版が決定し、世界で旋風を巻き起こした驚異の長編ミステリ。
/解説=三橋曉
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