誰かが嘘をついている
放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰として教師に作文を書かされていた。
そのなかの1人、サイモンが突然苦しみだし、病院搬送後に死亡してしまう。
死因はアレルギーのアナフィラキシーショックで、警察は事件性があると判断した。
サイモンは生徒たちのゴシップを暴露するアプリを運営しており、現場にいた4人の生徒は全員が彼のアレルギーを知っていたうえ、さまざまな秘密を握られていたのだった。
4人は一人称で、順繰りに事件について語っていく。
いったい、誰が何を隠しているのか。
巧みな構成が光る必読の謎解きミステリ!/解説=若林踏
更新中です。しばらくお待ちください。