鐘は歌う
ロンドン塔からレイヴンが消え、橋という橋は落ち、ロンドンは瓦礫の街と化した。
文字による記録は失われ、新たな支配者〈オーダー〉は鐘の音で人々を支配している。
両親を亡くした少年サイモンは、母が遺したひとつの名前とひとつのメロディを胸に、住み慣れた農場を離れ、混沌のロンドンに向かった。
そこで彼は、河の底から呼びかける不思議な銀色の音を聞き、奇妙な白い眼を持つ少年リューシャンに出会う……。
世界幻想文学大賞受賞、ブッカー賞候補にも挙がった幻想文学の名作登場!
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