〈屍人荘の殺人〉シリーズ
その日、‘魔眼の匣’を九人が訪れた。
人里離れた施設の孤独な主は、予言者と恐れられる老女だ。
彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。
外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人に死が訪れ、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。
さらに、客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。
残り四十八時間。
二人の予言に支配された匣のなかで、生き残り謎を解き明かせるか?! 二十一世紀最高の大型新人による、待望のシリーズ第2弾。
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