飢え渇く神の地
死の神ダリヤが支配する西の砂漠。
遺跡の地図を作ることを生業とする青年カダムは、探索を終えて落胆しながら帰宅した。
十年前、遺跡の調査に行くと言い残したまま、西の砂漠に消えた家族の行方を探し続けているのだ。
もう見つからないのかもしれない。
そんなある日、レオンという若い宝石商が、カダムを道案内に雇いたいと言ってきた。
どうやら治安警護隊に追われているらしい。
カダムは渋々引き受けるが、彼らが砂漠の奥深くに迫ったとき、そこに眠る恐るべき秘密が目を覚ます……。
第2回創元ファンタジイ新人賞受賞の著者が贈る意欲作!/解説=乾石智子
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