忘却城
死者を蘇らせる術で発展した亀珈王国。
名付け師が居を構える霊昇山に、死者の代弁機関である夢無鵡予言院から使者が訪れる。
剥州に封じられている二十四大鬼の一体・鬼帝女に不穏な動きがあり、退魔を要請したいというのだ。
二十四大鬼といえば退魔不可能と言われた大幽鬼、名付け師といえど退魔はおろか、封じるだけでも命がけだ。
そこへ名乗りをあげたのは百人の御子のひとり、才はあるが病弱な千魘神だった。
魘神に同行するのは、牢から放たれ、霊昇山に身を寄せている王族殺しの大罪人・曇龍。
果たして大鬼退治は成功するのか――?/解説=妹尾ゆふ子
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