エーレンデュル捜査官
その白骨は干上がった湖底で発見された。
頭蓋骨には殴られたらしい穴があり、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられている。
30年以上前の事件らしいことから、エーレンデュル捜査官の手に捜査が委ねられた。
丹念な調査の末、ある失踪事件が浮かび上がる。
アイスランド全土をまわっていた農業機具のセールスマンが、婚約者を残し消息を絶っていたのだ。
男の名は偽名で、彼の身分証明記録は一切なかった。
男は何者で、何故消されたのか? 捜査が浮かびあがらせたのは、時代に翻弄された哀しい人々の真実だった。
北欧ミステリの巨人渾身の大作。
ヨーロッパミステリ大賞、バリー賞受賞!
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