水使いの森
砂ノ領の支配者、イシヌの女王が逝去した。
秘術〈万骨ノ術〉の書の在処を、次期当主アラーニャと、双子の姉ラクスミィに託して。
イシヌの代替わりを、野心的なカラマーハ帝家が見逃すはずはなく、ほどなく帝軍出陣の知らせと、アラーニャに皇帝のもとに嫁すようにという要求が届く。
婚姻によってイシヌを乗っ取り、イシヌの女王が持つ治水の権限を手にしたいのだ。
一旦は籠城を決意したイシヌだったが、帝国側の手段を選ばぬ攻撃に、姉姫ラクスミィは万骨ノ術をその身に収め、自ら敵城に乗りこむ。
魔法と策略と陰謀が渦巻く『水使いの森』続編。
/解説=三村美衣
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