真史と歩シリーズ
わたし、海砂真史(うみすなまふみ)の幼馴染み・鳥飼歩(とりかいあゆむ)はなぜか中学校に通っておらず、頭は切れるが自由気儘な性格で、素直じゃない。
でも、奇妙な謎に遭遇して困ったわたしがお菓子を持って訪ねていくと、話を聞くだけで解決してくれた。
彼は変人だけど、頼りになる名探偵なのだ。
歩の元に次々と新たな謎──洋菓子店の暗号クイズや美術室での奇妙な出来事──を持ち込む日々のなかで、ふと思う。
依頼人と探偵として繋がっているわたしたちは、友人とは言えない。
でも、謎がなくたって会いたいと思った場合、どうすればいいのだろう? ささやかな謎を通して少年少女の心の機微を描いた、第28回鮎川哲也賞『探偵は教室にいない』、待望のシリーズ第2弾!
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