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開化鉄道探偵

明治12年晩夏。
鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。
「京都―大津間で鉄道を建設中だが、その逢坂山トンネルの工事現場で不審な事件が続発している。
それを調査する探偵として雇いたい」という井上の依頼を伝え、面談の約束を取りつけるためだった。
井上の熱意にほだされ、草壁は引き受けることに。
逢坂山へ向かった小野寺たちだったが、到着早々、工事関係者の転落死の報が……。
「このミステリーがすごい!2018」トップ10にランクインした、時代×鉄道ミステリの傑作。
/【目次】第一章 最後の八丁堀/第二章 逢坂山/第三章 十四尺の洞門/第四章 鉄道嫌い/第五章 火薬樽/第六章 一触即発/第七章 特別臨時急行/第八章 大物登場/第九章 発破用意/第十章 トンネルを守れ/第十一章 一枚の切符/第十二章 ただ鐵(くろがね)の道を行く/あとがき/解説=香山二三郎




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