猫の街から世界を夢見る
猫の街ウルタールの大学女子カレッジに、存亡にかかわる一大危機がもちあがった。
大学理事の娘であり学生のクラリー・ジュラットが、’覚醒する世界’からやってきた男と駆け落ちしてしまったのだ。
かつて’遠の旅人’であったカレッジの教授ヴェリット・ボーは、’覚醒する世界’にむかったクラリーを連れもどすため、気まぐれな神が支配し危険な生き物が徘徊する’夢の国’をめぐる長い長い旅に出る。
ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作「霧に橋を架ける」の著者が、H・P・ラヴクラフトの諸作品に着想を得つつ自由に描く、世界幻想文学大賞受賞作。
/解説=渡邊利道
更新中です。しばらくお待ちください。