混沌の叫び
ヴァイオラが乗ってきた移住船が、この星に着陸する日が迫っていた。
大勢の移住者がやってくるのだ。
だが、スパクルと人間は一触即発の状態が続き、人間のあいだでも権力を独占しようとするプレンティス総統と、爆弾テロも辞さぬ反政府組織の指導者ミストレス・コイルは互いを信用せず、共通の敵を前に結束できずにいた。
なんとかスパクルと人間との和平をまとめようとするトッドとヴァイオラ。
一方スパクル側には意外な情報源がいて……。
巻末に付録短編「新世界(ニュー・ワールド)」を収録。
カーネギー賞受賞。
『怪物はささやく』の著者が贈る、驚異の三部作完結。
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