土曜はカフェ・チボリで
児童書の出版社で働く香衣は、とあるきっかけで’カフェ・チボリ’を訪れる。
そこは土曜日しか営業せず、おまけに店主は高校生という不思議な店だった! 美味しいデンマーク料理とあたたかいもてなしにすっかりくつろぎながら、馴染みの客たちが語る、身の回りで起こった謎に耳を傾ける。
それらは『マッチ売りの少女』や『みにくいあひるの子』など、アンデルセン童話を連想させる出来事ばかりで――。
風変わりな店主・レンが優雅な仕種でマッチを擦ると、謎はたちまち解かれていく。
忙しない日常にひと時の安らぎをもたらす、安楽椅子探偵譚。
更新中です。しばらくお待ちください。