英国屋敷の二通の遺書
植民地時代に英国人が建築し、代々の主が非業の死を遂げたと伝えられるグレイブルック荘。
元警察官のアスレヤは、現主人であるバスカーの招待でこの屋敷を訪れた。
財産家の彼は何者かに命を狙われており、数々の事件を解決へ導いたアスレヤの助力を求めたのだ。
バスカーは、二通の遺書を用意していた。
どちらが効力を持つのかは、彼の死に方によって決まる。
一族の者と隣人たちが集まり、遺書が彼らの心をざわつかせるなか、ついに惨劇が! アスレヤは殺人事件と屋敷をめぐる謎に挑む。
インド発、英国犯人当てミステリの香気漂う精緻な長編推理。
/解説=三橋曉
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