ペンギンは空を見上げる
将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船による宇宙撮影を目指しています。
できる限り大人の力を借りず、自分だけの力で。
そんなことくらいできないようでは、NASAのエンジニアになんて到底なれないから、と。
意地っ張りな性格もあってクラスでは孤立、家に帰っても両親とぎくしゃくし、それでもひたすらひとりで壮大な目標と向き合い続けるハルくんの前にある日、金髪の転校生が現れて……。
第34回坪田譲治文学賞を受賞した、ひとりの少年の夢と努力の物語。
奮闘するハルくんのことを、きっと応援したくなるはずです――読み終えたあとは、もっと。
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