人質王女は居残り希望
赤子の頃から、人質として大国イスパニラで暮らすブランシュ。
彼女はこの国の王太子リカルドに憧れている。
そんなある日、王位を継いだリカルドのおかげでブランシュ達人質は、国へ帰してもらえることになった。
両親に会えるのは嬉しいものの、祖国に帰れば即結婚させられるかもしれない。
それに、まだリカルドの傍にいたい――。
そう考えたブランシュは、ここに残り女官になることを決意した。
ところが、働いているうちに、リカルドに対する恋心が募り、だんだん苦しくなってきて……!?
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