いばらの姫は目覚めを望まない
医療機器メーカーの総務課に勤める、原田ひなた二十四歳。
とにかく目立たず日々を過ごしたい彼女は、長い前髪と堅苦しいメガネで地味な姿に‘擬態’している。
しかしある時、秘書室のエリート社員・颯介に、素顔を隠していることがバレてしまった! さらに不運は続くもので、彼の部下になるよう異動辞令が出る。
すると颯介は、擬態をやめて秘書にふさわしい格好をしろと言いだした。
これで、平穏無事な堅実ライフもおしまい……と、失意のひなた。
そんな彼女をさらに混乱させるように、颯介は上司以上の距離感で身も心も蕩かして――? 恋に臆病な擬態系地味子が、大人な彼に甘やかされ尽くす!
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