突然両親が海外に旅立ち、一人日本に残った高校生の小日向蒼真は、結月清人という作家のもとで居候をすることになった。<br />結月の住む古びた屋敷に引越したその日の晩、蒼真はいきなり愛らしい小鬼と出会う。<br />実は、結月邸の庭にはあやかしの世界に繋がる蔵があり、結月はそこの管理人だったのだ。<br />その日を境に、蒼真の周りに集まりだした人懐こい妖怪達。<br />だが不思議なことに、妖怪達は幼いころの蒼真のことをよく知っているようだった――