転生王子はダラけたい
異世界の小国王子フィルとして転生し、他国の学校で身分を隠してのんびり過ごすことにした俺。
ある日、マクベアー先輩に呼び出されて林の中に向かうと、そこには小屋と鍛錬用のスペースが。
先輩曰く、ここを自由に使っていい、誕生日祝いだ、とのこと。
え? 誕生日祝い……? 忘れてた! もうすぐ俺の誕生日だ! 寮に戻ると、広場が誕生日会の会場になっていた。
どうやら、みんなでサプライズパーティーを企画してくれたらしい。
嬉しくて感動しちゃったけど、聞こえてきた「生誕祭」って言葉……ちょっと、おおげさすぎない?
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