父親の経営する人力車の会社でバイトをしている、大学生の真。<br />二十歳の誕生日を境に、妖怪が見えるようになってしまった彼は「おつかいモノ」として、あやかしたちに様々な頼まれごとをされるようになる。<br />曖昧で厄介な案件ばかりを押し付けてくる彼らに、真は振り回されっぱなし。<br />何かと彼を心配し構ってくる先輩の風吹も、実は大天狗! 結局、今日も真はあやかしたちのために人力車を走らせる――