自分と同じ『落ち人』と呼ばれる人々について調べるため、従魔とともに旅に出たアリト。<br />ついに北の辺境地で元日本人の『落ち人』が遺したものを発見した彼は、その想いを受け止めて異世界アーレンティアで生きることを決意する。<br />そうして長い旅を終え、お世話になったオースト爺さんのもとへ帰り、念願のスローライフを開始。<br />畑を耕し、魚を釣り、従魔をもふもふしながらのんびり過ごしていると、懐かしい人たちがアリトを訪ねてきて――