あなたの一番になれたらいいのに
かつて、双子の姉・灯里のふりをして、姉の恋人で自らの想い人でもある和範と一夜の過ちを犯した光里。
そのことは胸に隠したまま、もう関わるまいと思っていた。
それなのに、運命のいたずらだろうか、交通事故に巻き込まれたことがきっかけで和範と再会してしまう。
しかも、和範は事故で光里に怪我を負わせた責任を取るように、光里にプロポーズしたのだ。
和範に優しくされて嬉しい反面、そこにあるのは愛ではないのだと自分に言い聞かせる日々。
――和範は、ただ罪悪感から私といるだけ。
彼が本当に愛しているのは、私じゃなくて灯里なのだから――そう思っても、彼を求める心は止められなくて…… ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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