毒を喰らわば皿まで
日本人男性だった前世の記憶があるアンドリムは、自身が生きているのが乙女ゲームの世界であることに気づく。
彼は前世の知識と現世で得た才を活かし、己の運命に打ち勝ち騎士団長のヨルガと番になる。
それから三年。
アンドリムが相談役として力を貸しているパルセミス王国では、国王ウィクルムの結婚の日が迫っていた。
婚礼に出席しようと各国の要人達が集まる中、パルセミスの王城に不気味な木箱が届けられる。
その箱の中には、口がきけず、歩くことができない――「人魚」を想起させる、美しい裸の少女が入っていた。
怪しい贈り物から悪意を感じたアンドリムは、箱を送った人物の目的を探り始めるのだが、次第に悍ましい真実が明らかになっていき――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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