20世紀が秘匿した最後の巨匠とされるポルトガルの作家の書。<br />異なる人格となって書かれた作品群のひとつ「不穏の書」と諸人格による「断章」をおさめる。<br />旧版を大幅に増補改訂。<br /> 解説=池澤夏樹