高校生の奈摘と、誠吾は「黄昏ホテル」と呼ばれる古びたホテルの庭で、時間をもてあましていた。<br />そこへ、振って湧いた刑事事件。<br />奈摘たちのすぐ近くのテーブルに座る女性は大富豪の未亡人で、彼女の財産が狙われているという。<br />彼女を警護する刑事と親しくなった奈摘たちだったが…。<br />あっと驚く結末が待ち受ける、変格ミステリー小説。<br />(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)