暗い日曜日 黄昏ホテル
戦前、海軍の軍港として栄えた港町に建つ「日の出ホテル」。
築60年を過ぎたホテルは、地下のバー「トワイライト」の名にちなみ、いつしか「黄昏ホテル」と呼ばれるようになっていた。
ホテル創立当初から、シェーカーを振り続けているバーテンダーは、ある日、一人の客に目を留める。
それは、かつてホテルの一室で死んだジャズシンガー・リリーの一人息子だった。
自殺とみられたリリーの死の謎が、数十年の時を経て、今明らかになる…。
シャンソン『暗い日曜日』を題材にした幻想ミステリー。
(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
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