戦前に建てられ、今はすっかり老朽化が進んだ通称「黄昏ホテル」。<br />刑事である俺は、事件解決のたびに、ここで疲れを癒していた。<br />今日も、そうやってゆっくり過ごすはず、だった…。<br />顔なじみのホテルマンが、最上階から銃声がしたと相談にやってきた。<br />彼に付き添い、ホテルの最上階まで行くと、そこには頭部と腕が切断された死体が!? 犯人はなぜ、死体の一部を持ち去ったのか?(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)