カズの魔法使い
【作者の言葉】1998年、「数の悪魔」という本がベストセラーになったのをご記憶だろうか。
こどもを対象に数学(日本ではむしろ算数)を題材とした実験的な小説だった。
それを踏まえて1999年、ぼくは扶桑社から「『数の悪魔』のおとな版を書いてほしい」と依頼された。
さっそく執筆開始し、連作短編形式をとり、半分ほどできたところで編集者に見せた。
結論からいうと、それはボツになった。
「ネタは非常におもしろいが、社内…(続きは本文でお楽しみください。
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