二年も付き合っていた彼女にふられた僕は、気分を紛らわせるために、駅前の広場に立ち寄りベンチに座った。<br />すると、同じベンチの反対側から若い女性のすすり泣く声が聞こえてきた…。<br />誰もが一度は思ったことのある「あの時、もしも…」を描いた、平凡なぼくの、ある一夜のお話。<br />