いつの頃からか「黄昏ホテル」と呼ばれるようになったクラシカルなホテル。<br />近くの浜辺では毎年恒例の花火が上がっている。<br />部屋に備え付けのラジオからはアル・ヘイグの奏でるジャズの名曲「インヴィテイション」が流れていた。<br />そんなある夏の夜、一発の銃声が鳴り響き…。<br />夏の夜に起きた殺人の一部始終が、切なさを誘う文芸ミステリー。<br />(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)