僕は29歳の売れない作家。<br />没になった原稿を川に投げ捨てようとしたところを女子高生・エリスに止められた。<br />生意気だが、不思議な魅力を持つ彼女に誘われ、神保町のある古本屋を訪ねると、店主の妻の老婦人が、おかしな夢を見たとみたという。<br />その話を聞いたエリスは「亜影王が来た」と呟いた。<br />叶わなかった過去の夢を実現してくれるという「亜影王」とは何者なのか? エリスに誘われるまま、僕は、「亜影王」を追って東京中を歩き回ることに…。<br />