グリム童話
グリム兄弟は昔話をできるだけ純粋な形でとらえようとしました。
尻切れトンボの話もそのまま書きとめ、無理に完成しようとはしなかったのです。
と言っても口伝えのまま活字にしたわけではありません。
耳で聞いた話を忠実に写しながらも、いかに印象深く語るかに心血を注ぎました。
この池内紀訳もまた彼らの態度を継いでいます。
昔話特有の「骨太な素朴さ」を失わないように原文のリズムを翻訳でも生かすことをモットーにしました。
(下)には「白雪姫」など35編を収録しました。
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