神さまは兎のすべてでした。<br />とにかく神さまが好きだったから。<br />兎は、どんなに苦しくても孤独でも美と純粋を求めつづけたのでした。<br />兎を主人公とし、神と呼ばれる、見えない存在との精神性の高いやりとりと、絶対的な愛を描く。<br />「不滅の少女」と呼ばれた矢川澄子の代表作であり、真骨頂!