マンスフィールドの短篇小説は、心の微妙なうごきを詩情あふれる散文で生き生きと描き出す。<br />日常をかすめて通る死の影に、揺れる少女の心。<br />幸福の中の倦怠。<br />再会した男と女のかけひき……。<br />それまでの作家たちを超え、新たな世界を切りひらいた彼女の短篇は、今後も古びることなく読み継がれていくことだろう。<br />代表作とされる「ガーデン・パーティー」ほか全14作を、新訳・新編集で贈る。<br />