時は明治2年。<br />日本人を見下すお雇い外国人リチャード・ブラントン、出自ゆえに孤独に生きる通訳の丈太郎、天才発明家‘からくり儀右衛門’こと田中久重の3人は長崎伊王島で条約に定められた近代灯台の建設に取りかかる。<br />言葉と文化の壁、牙を剥く日本の地震、予期せぬトラブル……。<br />立ちはだかる困難を前に、男たちは貧しい漁村に光を灯すことができるのか?